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ドージコイン

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ドージコイン - 突然の人気と今後の展望

2021年6月、「かぼす」ちゃんという柴犬の画像データがNFTオークションを通して4億円以上という値で落札されたというニュースがネット上をにぎわせました。出品者は和歌山県在住の一般人ブロガーで、目玉商品となった写真は2010年に撮られたとのこと。なぜか日本ではそれほど話題になりませんでしたが(日本の大手メディアの理解が及ばなかっただけかもしれませんが)、そもそもなぜこのような嘘みたいな話が現実に起きたのでしょう?

その答えは、「かぼす」をモチーフに誕生したドージコイン(Dogecoin)にあります。2020年末から数ヶ月にわたり、3年ぶりのブームに湧いた暗号資産(仮想通貨)業界。今回はビットコイン以外のアルトコインにも注目が集まり、特にイーロン・マスクやマーク・キューバンといった有名人の後押しを受けることとなったドージコインはより一層脚光を浴びることとなり、2020年5月からの1年間で実に300倍もの高騰を果たしたのです。

そんなドージコイン、ここではこれまでの軌跡や購入方法、価格の変動、今後の展望について見ていきましょう。

ドージコインの歴史

ドージコインが登場したのは2013年12月。以来、DOGEのシンボルで取り引きされています。ビットコイン(Bitcoin)の正式なローンチが2009年であることを考えると、意外と早い段階で誕生していることがわかります。しかしその誕生秘話は奇想天外とも言えるもの。時価総額数兆円規模の巨大プロジェクトになろうとは誰も思わなかったはず。
そもそもビットコインは未だに正体が謎に包まれたサトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)という人物(または組織?)によってその概念が2008年に発表されました。その理念はブロックチェーンという新技術によって「政府や中央銀行による介入が一切ない、権力分散型の通貨をつくる」というもの。その後数年のうちに、ビットコインを改良したライトコイン(Litecoin)やネームコイン(Namecoin)、ピアコイン(Peercoin)といったブロックチェーン(通貨)が乱立することとなります。

当時はビットコインや仮想通貨に対して、今にも増して懐疑論者が多かった時代。まだ一部のプログラマーやITエンジニアだけのための知る人ぞ知る技術だったにも関わらず、その有効性に対して日々論争が繰り広げられていたのです。

そこに目をつけたのが、それぞれIBMとAdobeのソフトウェアエンジニアだったBilly MarkusとJackson Palmer。この議論を揶揄して登場させたのがドージコインなのです。よりピアツーピアに向いた通貨の開発という目的もあったとのことですが、ライトコインのプロトコルを利用して築かれたシステムは非常に簡素で、IT専門家に言わせると穴だらけでとてもデジタル通貨とは呼べない代物。しかしそれこそが彼らの狙いで、あくまでジョークであることを知らしめるためにわざと雑につくりあげたと開発当時から語っています。
ちなみに前述の「かぼす」ちゃんの画像は「Doge(ドージ)」というミーム(meme=ネット上の有名コピペ、コラ素材のようなもの)でなぜか英語圏の掲示板で大流行していたもの。これをマスコットとしてコインの名称にも採用することで、ジョークコインであることを強調しました。

ドージコインの用途

もともとジョークとして誕生したドージコインですが、投機対象として以外の現実的な用途はあるのでしょうか?
開発者はそもそも「ビットコインよりもよりピアツーピア向けのデジタル通貨」とすることもゴールに掲げていました。実際、マイニングフィー(実質的な取引手数料)が高騰することもあるビットコインと比較して、ドージコインはこれが格段に安く済むのが利点ではあります。

通貨としての具体的な導入例としては、前述のテスラの購入(現在は中止されていますが)やマーク・キューバンが所有するNBAチーム、ダラス・マーベリックスでのチケット他チームグッズ購入など。他には一部オンラインギャンブルサイトで決済が行えるなどありますが、まだまだ一般的な普及が進んでいるとは言えません。

そもそもビットコインや他のアルトコインでも決済に使える場はかなり限られているのでドージコインだけの問題ではないのですが、やはり価格が乱高下する上に政府による規制が手探り状態の現状ではなかなか難しいのでしょう。さらにドージコインは「ジョークコイン」としてのレッテルが未だに貼られている上に、開発が大雑把だったこともあってセキュリティー上の技術的な欠陥がたびたび指摘されています。イーロン・マスクも投資して今後は大きなアップデートを重ねていくとのことなので、期待したいところです。

ドージコイン

ドージコインのミームコインも誕生

ドージコインの成功に触発されて、柴犬(Shiba Inu=シンボル:SHIB)、秋田犬(Akita Inu=シンボル:AKITA)、紀州犬(Kishu Inu=KISHU)、さらにはイーロン・マスクの柴犬の愛犬の名前からとったフロキ(Floki Inu=FLOKI)といったコインも誕生しています。ジョークコインをさらに揶揄するミームコインが乱発するというもはや常人には理解しがたい状況ですが、SHIBなどはある程度の(業界内)市民権を得るにいたり、活発に取り引きされているのでわからないものです。日本人としては、なぜか日本犬の名前が多いのが興味深いのですが。

ドージコイン

ドージコインの入手方法

最も簡単で安心なのが、信頼できる知人から直接ウォレットに転送してもらうことです(SNS上だけでの知り合いなどは危険なのでおすすめしません!)。ただし周りにドージコイン(DOGE)を保有する人がいるとはかぎらないので、その場合は暗号資産取引所で購入することになります。

ただし残念なことに、2021年12月時点でドージコインを扱っている「日本の」取引所はありません。そこで、取引所での購入方法は2つ:

なお、海外取引所が万が一ハッキング被害に遭っても当たり前ですが日本政府による保証は一切ありません。そのためプライベートウォレットをダウンロードしておき、ドージコイン購入後はそちらへの転送をおすすめします。

今後の展望

ドージコインが今後再び高騰することはあるのでしょうか?それともまったくの無価値になってしまう可能性もあるのか?

元も子もない答えですが、そんなことは誰にもわかりません。ビットコインでさえ、ウォーレン・バフェットを筆頭に有名投資家の間でも意見は真っ二つに分かれるのですから。ただしビットコインとは異なりドージコインは発行枚数に制限がない上に技術上の問題点も多く、暗号資産専門家の間では常に否定的な意見がマジョリティーを占めてきました。
その反面、彼らの予想に反して2021年前半の高騰が起きたのもまた事実。賛否両論に晒されブームも落ち着いたとは言え、2021年末までの1年間の間でドージコインの価値は実に100倍にもなっているのです。

投資対象とは言いがたいですが、宝くじを買う気分で夢を託してみるのが正しいドージコインの楽しみ方なのかもしれません。これを読んで興味をもってくれたという人は、Good Luck!

FAQ

ドージコインは暗号資産(仮想通貨)取引所で購入することができます。ただし2021年12月現在、日本の取引所でドージコインは取引されていないので海外取引所で行う必要があります。

2020年末から約半年間にわたって目覚ましい高騰を果たしたドージコインですが、今後の価格がどうなるかは誰にも予想できません。専門家でもバラバラに意見が分かれるところです。

もともと急ごしらえで開発されたドージコインは登場時からセキュリティーに関して揶揄され続けてきましたが、その後数回のアップデートを経ています。重大なハッキング被害なども起きておらず今後も大きなアップデートが計画されており、100%と言い切ることはできませんがセキュリティーはより強固なものになると期待されています。